古着のデニムのように、
生地のダメージを楽しむものではないけれど、
アンティークの着物や帯にも通ずるものはある。

色落ち、
ゆがみ、
くたびれ、

などの古びれた風合いがそれだ。

habutaehaori

黒い羽二重の、
男性用の紋付の羽織が二枚。

一方は、
限りなく新品に近い、
もしくは未着用のもの。

habutaehaori (1)

habutaehaori (3)

で、
もう一方は、
時代は不明だけど、
刻まれた歴史を感じざるを得ない、
えらい年季のはいった、
イカしたアンティーク。

habutaehaori (2)

habutaehaori (4)

男性用の紋付羽織は、
アンティーク着物市場での価値は高くない。
羽裏に価値を見出されているので、
女性用の同様の羽織よりは価値があるとされているが、
表地の羽二重に関してはほとんど価値がない、
というのが一般的。



なんだけど、
どうやら僕の考えは一般的ではないようだ。
だって、
このレトロな雰囲気の羽二重、
もうめちゃくちゃ好き。
実際、
価値があるとされている羽裏の方を不要に思うくらいだ。


なので、
僕の中でのリメイクの素材は、
高価だったり希少だったりする必要はない。

高価で希少なレトロな着物と、
カッコ良い素材とは、
イコールではないのだ。


いい感じで劣化してきた着物や、
感覚的にビビッときたものが、
良いもので、
価値あるものだと、

生意気にもそう思っています。