買ってきた着物や帯が、
正絹かどうか疑った事は?

反物の状態だと、
産地や繊維についての記載があるんだけど、
仕立て上がったものだと区別がつかない。

正絹と化繊(ポリエステル)は、
その手触りで判別できるんだけど、
人絹(レーヨン・キュプラ)や交織(経糸緯糸どちらかが人絹)は、
手触りだけで判別するのがかなり難しいと思う。

実際、
アンティークの着物を扱っている骨董屋さんや、
呉服屋さんに着物を持ち込んで訊ねてみると、
あいまいな答えが返ってくる事がほとんど。

見た目や手触りで判別するのはそれほど難しいって事ね。



今回、
見分け方についてのお問い合わせがあったので、
僕の知る限りの知識をもってお答え致します。

いきなり結論ですが、
気になる着物や帯の繊維を燃やしましょう。
糸でも切れ端でも構いません。
それでほとんどが判別できます。

正絹を燃やすと、
ボボボボ・・・っとゆっくり燃え、
髪の毛を燃やした時の匂いを残して、
光沢のある膨れた灰が残ります。
その灰の画像がこれ。

nensyou

煙草や紙なんかの灰と違って、
形を保てるくらいの堅さがありますが、
触るとカサカサと崩れます。

化繊の場合は、
鼻を突く嫌な匂いを出し、
燃えるというか溶ける感じ。
灰は残らず、
溶けた繊維が黒い塊になって残ります。
プラスチックを溶かしたときのような感じ。


正絹と化繊の場合は簡単。
すぐに見分けがつきますよ〜。


厄介なのが交織。
経糸緯糸どちらかが人絹ってヤツね。

化繊ではないけど・・・正絹??
ってときには、

nensyou (1)

このように繊維をほぐして経糸緯糸を分け、
それぞれを燃やしてみるワケです。

正絹は前記した通り。

人絹は正絹より燃え方が早く、
紙を燃やした時のような匂いを残し、
灰は小量で細かく柔らかいです。


慣れるまでは確信しにくいので、
絹糸と紙を燃やして比べると、
その違いが分かるようになるかも知れませんね。



以上、
僕はこのように調べています。
つらつら綴っておいて恐縮ですが、
未熟者のたわ言程度にお聞き流し下さい。



ご精読ありがとうございました。