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yuhsuke

正絹・化繊・交織


買ってきた着物や帯が、
正絹かどうか疑った事は?

反物の状態だと、
産地や繊維についての記載があるんだけど、
仕立て上がったものだと区別がつかない。

正絹と化繊(ポリエステル)は、
その手触りで判別できるんだけど、
人絹(レーヨン・キュプラ)や交織(経糸緯糸どちらかが人絹)は、
手触りだけで判別するのがかなり難しいと思う。

実際、
アンティークの着物を扱っている骨董屋さんや、
呉服屋さんに着物を持ち込んで訊ねてみると、
あいまいな答えが返ってくる事がほとんど。

見た目や手触りで判別するのはそれほど難しいって事ね。



今回、
見分け方についてのお問い合わせがあったので、
僕の知る限りの知識をもってお答え致します。

いきなり結論ですが、
気になる着物や帯の繊維を燃やしましょう。
糸でも切れ端でも構いません。
それでほとんどが判別できます。

正絹を燃やすと、
ボボボボ・・・っとゆっくり燃え、
髪の毛を燃やした時の匂いを残して、
光沢のある膨れた灰が残ります。
その灰の画像がこれ。

nensyou

煙草や紙なんかの灰と違って、
形を保てるくらいの堅さがありますが、
触るとカサカサと崩れます。

化繊の場合は、
鼻を突く嫌な匂いを出し、
燃えるというか溶ける感じ。
灰は残らず、
溶けた繊維が黒い塊になって残ります。
プラスチックを溶かしたときのような感じ。


正絹と化繊の場合は簡単。
すぐに見分けがつきますよ〜。


厄介なのが交織。
経糸緯糸どちらかが人絹ってヤツね。

化繊ではないけど・・・正絹??
ってときには、

nensyou (1)

このように繊維をほぐして経糸緯糸を分け、
それぞれを燃やしてみるワケです。

正絹は前記した通り。

人絹は正絹より燃え方が早く、
紙を燃やした時のような匂いを残し、
灰は小量で細かく柔らかいです。


慣れるまでは確信しにくいので、
絹糸と紙を燃やして比べると、
その違いが分かるようになるかも知れませんね。



以上、
僕はこのように調べています。
つらつら綴っておいて恐縮ですが、
未熟者のたわ言程度にお聞き流し下さい。



ご精読ありがとうございました。





〜宮平 桐 作品展〜「凛・・其の十」


ニット・アクセサリー作家の宮平桐さんの作品展が、
明日26日(木曜日)から札幌・十石(TEN STONE)さんで行われます。

お近くの方は是非足を運んでみてくださいね。

以上、本日は取り急ぎ告知でした。



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rin


〜宮平 桐 作品展〜「凛・・其の十」

3月26日〜30日 11:00〜21:00(最終日は 19:00まで)

十石(TEN STONE)
札幌市中央区南3条西8丁目島屋ビル2F
TEL/FAX 011-261-6921)
 (狸小路のアーケード街をまっすぐ西へ)



柄合わせ


縫い目で途切れないように描かれた模様を、
着物では絵羽模様っていうんだけど、
リメイクでもその柄を活かすように仕立てる事がある。

元の縫い目をそのまま解かずに活かす場合は別として、
一度解いてからリメイクする場合は、
自分で柄合わせをしなくちゃいけない。

慣れないと思いのほか時間がかかるんだよね。



garaawase

ついさっき、
柄合わせをしていたときの写真です。

色〜んな方法を試してきて、
今僕が落ち着いている方法はこれ。

まず、
上に重ねる側の生地を出来上がり線で山折りして、
下側の生地の出来上がり線に合わせてながら柄を合わせる。
次に、
写真のように折り山からピンを刺して両方の縫代を固定。

で、
上側の生地を開いた状態がこれ。



garaawase (1)

中表になっているので、
後は折り線上を縫い、
縫代を好みの巾にカットするだけ。

簡単でしょう?


何故これを公開したかは、
ここにきて自分自身よくわかっていません。



揚羽蝶の女紋


シッブ〜いのが好き。

sukueact

sukueact (1)

黒留袖。
着物のリメイクで一番使われる着物で、
おめでたい席で着る既婚女性の礼装です。

おめでたいっていうんで、
鮮やか艶やか金銀ギラギラ。
そんなのがほとんどなんだけど、
僕はこんなシッブ〜いのをよく使う。

この着物、
葉のシュッとした感じと可愛らしい花が好き。
色合いもシブくていい感じ。



sukueact (2)

sukueact (3)

結婚披露宴に出席される予定のお客様に、
披露宴で着ていても失礼にあたらないワンピース感覚の羽織モノ。
というご注文を頂きお仕立てさせて頂きました。

後ろ中心には得意の暗く儚いアップリケ。

・・・アップリケって言葉なんか照れるんだよなー。
何か他にいい呼び名ないんだろか。



・・・話を戻すんだけど、
黒留袖には後ろ中心にひとつ、
後ろ袖にひとつずつ、
前身頃の胸にひとつずつ、
計5個の染め抜きの日向紋をつけるのが正式。

でもコレ見て・・・、

sukueact (4)

揚羽蝶の女紋だって・・・。
初めて見た。
あの平家が使ってた家紋らしくて、
平家の末裔を自称していた織田信長も使ってたみたい。

オシャレ〜。





< 以下wikipedia『家紋』より『女紋』部分を抜粋 >

主に畿内(関西地方)を中心とした西国において普及している風習の1つである。女紋とは実家の家紋とは異なり女系から女系へと伝える紋章のことであり、実家の家紋とは意匠も由緒も異なる。関西の商家では外部から頻繁に有能な入婿を迎えて家を継がせる女系相続が行われたため、自然発生的に女系に伝わる紋が生まれたといわれる。特に近畿地方の商家においては「家紋が一つしかない家は、旧家とは言わない」ともいい、代々の女紋を持つ家は相当な旧家として敬意を持って遇されることが多い。関東をはじめ関西以外ではこの風習は希であり、女紋という文化のないところでは婚姻に際し、習慣の違いからしばしば難色を示される場合もあるという(嫁いだのであるから当家の家紋を用いるべきという理由)。現在でもこの風習は根強く残っている。
家同士の婚姻が主だった時代、女性が嫁ぐ場合に婚家に女紋をもっていく例もみられる。女紋の意匠は主に家紋を基にしているが、やや女性らしいものが多い。女性が留袖に実家の家紋を用いる例が多くみられるが、女紋を継承している場合は女紋で留袖をつくる。





ボトム重心


ボトムスに重心を置く事が断然多い僕のデザイン。

kirikaetakku

このパンツも、
合わせるカットソーやブルゾンなんかを、
比較的タイトにまとめるとカッコいい。
と思っています。


ん〜・・・、
やっぱ柄がいいなー・・・この着物。
こんな素敵な着物だから、
柄の配置に気を使わなくても、
ぐぐっとオシャレに見えるパンツに仕上りました。

洋服でも、
こんな柄のパンツがあっても売れると思う。
だけど、
オリジナルのテキスタイルを生産して、
思いのままに柄を配置するのって、
コストやら・・・なにやら・・・かにやら、
けっこう色々と大変なのです。

そういった意味では、
こんな素敵な柄を存分に活かせるのは、
着物リメイクの醍醐味なのかも知れません。





 
 
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